どうも、はにわです。
今回は密着記事です。
大学生活が始まったのを機に、
何かに挑戦したい大学生って多いはず…
今回は「海外ビジネス」に挑戦する山大生を紹介します。
海外ビジネスの視点、取り上げる県内企業、大学生の挑戦を読者の皆さんにご覧いただき、
この記事が、新たな知見や、挑戦への一歩を踏み出す糧(かて)になってほしいです!
- 何かに挑戦したい方
- 海外ビジネス興味がある方
- ジェトロ(日本貿易振興機構)に興味がある方
やまじょー公式Instagramでも紹介中
https://www.instagram.com/yamagata.stu
概要
夏の集中講義「山形県の製品をグローバルへ売り込む」
今回潜入したのは、夏休みに開講される山形大学の集中講義「山形県の製品をグローバルへ売り込む」。
この講義で大学生は、商品海外展開を目指す共同チームの一員となり、「県内企業の商品・製品の特色を理解」「ターゲットとなる海外市場を調査・分析」を行っていきます。
そして、
県内企業の商品・製品を海外へ紹介・売り込むことを県内企業と共同企画し、ワークショップで発表するのです。
協力するのは
今回調査・企画の対象となる県内企業は
- 新庄東山焼 http://higashiyamayaki.com/
- 株式会社日々「リンゴリらっぱ」https://www.ringorillappa.jp/
の2社になります。
また、山形大学の先生方と、ジェトロの方々が大学生をサポートしていきます。
独立行政法人 日本貿易振興機構(JETRO:Japan External Trade Organization)は、貿易・投資促進と開発途上国研究を通じ、日本の経済・社会の更なる発展に貢献することを目指す法人になります。
70カ所を超える海外事務所と、
本部(東京)、大阪本部、アジア経済研究所、国内事務所を含む約50カ所の国内拠点から成る国内外ネットワークを活用し、イノベーション創出、農林水産物・食品の輸出や中堅・中小企業等の海外展開支援に取り組み、調査や研究を通じ日本の企業活動や通商政策に貢献しています。
参考:ジェトロについて | ジェトロ
https://www.jetro.go.jp/jetro/
講義の流れ
集中講義は9月の2週間にかけて行われました。
① 事前学習
② 企業訪問:新庄東山焼、株式会社日々
③ 成功企業訪問:石木花(SEKIBOKKA)
④ 各自調査・グループ作業
⑤ 最終発表
https://www.sekibokka.jp/
山形県村山市の企業。
手のひらサイズの盆栽の製造・販売をしており、自社でオンラインストアを運営し、Instagramフォロワー数は4万人超。仙台、東京、大阪など各地でポップアップストアやワークショップを行っています。
ここから大学生は、企業ごとにチームを作り、企業訪問・調査を進めていきます。
まずは、新庄東山焼チームからご紹介します。
新庄東山焼の企業訪問と分析
新庄東山焼とは
新庄市金沢にある窯元。
天保12年に新庄戸沢藩御用窯として開窯しました。
現代社会のニーズに合わせた製品作りを心掛け、親しみやすい陶器製作を信念にしています。食器から花器、茶道具など幅広く製作するほか、地元の要請による土管やレンガ、建設用タイルなど、農業・工業向けの製品も製造しています。
新庄東山焼チーム
新庄東山焼チームは山形大学の1年生の人文社会科学部人文社会科学科 2名、農学部食料生命環境学科 1名、医学部医学科 1名で構成されています。
また、山形大学教授や研究員、ジェトロの方々がサポートに入ります。
SWOT分析
SWOT分析とは、企業の外部環境と内部環境を「強み(Strength)」「弱み(Weakness)」「機会(Opportunity)」「脅威(Threat)」の4要素で、要因分析を行う手法です。
新庄東山焼チームは、企業訪問と調査をもとに以下のように分析しました。
次に、リンゴリらっぱチームをご紹介!
リンゴリらっぱの企業訪問と分析
リンゴリらっぱとは
新庄市昭和にある「株式会社日々」のブランド。
リンゴの有機栽培を行い、ジュースやシードル等に加工しています。
酸味のあるものから、未熟果を使った苦み渋みのあるものまで、リンゴの様々な個性を生かした製品があります。現在は敷地内に醸造所を建設しており、自社での醸造に向けて準備を進めています。
リンゴリらっぱチーム
リンゴリらっぱチームは山形大学の1年生の人文社会科学部人文社会科学科 2名、工学部建築・デザイン学科 1名、農学部食料生命環境学科 1名で構成されています。
また、山形大学教授や研究員、ジェトロの方々がサポートに入ります。
SWOT分析
SWOT分析とは、企業の外部環境と内部環境を「強み(Strength)」「弱み(Weakness)」「機会(Opportunity)」「脅威(Threat)」の4要素で、要因分析を行う手法です。
リンゴリらっぱチームは、企業訪問と調査をもとに以下のように分析しました。
新庄東山焼、リンゴリらっぱの大学生2チームは、どのような取り組みを提案していくのか..
集中講義の最後に行われた
最終発表の様子をお伝えします!
最終発表
最終発表の舞台となるのは
集中講義の集大成となる最終発表。
9月下旬、新庄市エコロジーガーデンの多目的ホールにて行われました。
新庄東山焼と株式会社日々の代表取締役、サポートを行った山形大学の先生方やジェトロの方々に加え、新聞社や新庄市役所などが聴講するなか、大学生の各チームが発表を行いました。
新庄東山焼チームの提案
新庄東山焼チームは ”ゼロ” から作り上げたブランディングを発表しました。発表資料の作成ほか、提案した画像の作成や動画の撮影・編集は大学生自身が最終発表に向けて作成しました。
一部ではありますが紹介していきます!
分析をもとに
売り出す国はスウェーデン、デンマーク。ともに北欧の国々です。
売り出す国の情勢や市場の特性、世界的な流行、他国の競合などを調査・比較し、それらの内容を発表しました。
ブランド名とロゴの作成
由来は、新庄東山焼の当主名「やへい」と「やあ」+「HEY」を組み合わせたものです。
キャッチコピー「自然の色を食卓に。」の提案
「東山焼が織りなす色彩を、日本の自然のなかの色に見立てた。焼物も自然と同様一時として同じ色をみせることはない。使う人には、日常生活の中で自然を感じてほしい」
という願いを込めました。
売り出すのは「5色のマグカップ」
日常生活で使用頻度の高いマグカップを採用。
日本の自然のなかの色に見立て、色の呼び名をつけました。
SNSの発信:Instagram
実際に大学生チームがアカウントを開設し、プロフィールの編集、投稿案の作成を行いました。
カタログのデザイン案
大学生が画像編集ソフトを用いて作成し、紙で印刷を行って聴講者に提供しました。
リンゴリらっぱチームの提案
リンゴリらっぱチームは、企業のこだわり・展望と擦り合わせて、取り組みを発表しました。発表資料の作成ほか、提案した画像の作成は大学生自身が作成しました。
一部ではありますが紹介していきます!
分析をもとに
製品を売る対象や消費する機会を検討し、海外バイヤー向けの取り組みをメインに提案しました。
売り出すのは香港、シンガポール。ともにアジアの国々です。
売り出す国の情勢や市場の特性、現地のブームを調査し、それらを発表しました。
パッケージデザインの改良案
味わいの視覚化・簡潔な味の紹介をすることで、イメージが購入につながることを提案しました。
カタログのデザイン案
デザインや掲載する内容など細部までにわたる提案を行い、また紙で印刷を行って聴講者に提供しました。
SNSの発信:Instagram
実際に大学生チームがアカウントを開設し、プロフィールの編集、投稿案の作成を行いました。
- 英語表記
- 白を基調にするデザイン
- 有機栽培の説明
- 加工品に特化する理由
- 製品の説明
といった投稿内容やデザインを提案しました。
さらに、日常アカウントの作成を提案し、消費者向けのアカウントとして、イベント情報や日々の作業風景の発信することを例に挙げました。
発表を終えて
各代表取締役と山形大学 高橋辰宏教授より講評をいただきました。
記念撮影を行って集中講義は閉幕。
発表者の皆様、お疲れ様でした!
おわりに
海外ビジネスに挑戦した山大生を紹介させていただきました。
大学生の活躍に加えて、
山形大学の取り組みや、ともに挑戦する県内企業、サポートを行うジェトロの存在を、この機会に知っていただければと思います。
やまじょー公式Instagramでも紹介中
https://www.instagram.com/yamagata.stu
協力してくださったみなさま
山形大学 教授 高橋辰宏 先生
山形大学 産学連携研究員(コーディネーター)
高橋政幸 さん
- 参考:2021年2月28日掲載の記事
https://www.yamagata-u.ac.jp/jp/hitotohito/support/20210228
ジェトロ(日本貿易振興機構)
- サイト
- YouTube① jetrochannel
- YouTube② 世界は今-JETRO Global Eye
新庄東山焼
株式会社日々「リンゴリらっぱ」