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【山形大学】模擬裁判公演の魅力に迫る

りん

こんにちは!やまがた学生情報局の、りんです


みなさんは、山形大学に模擬裁判実行委員会というサークルがあることをご存じでしょうか?このサークルでは、毎年12月に模擬裁判公演を行っています。
今年の公演も間近に迫ってきたということで、公演に向けて準備を進めている実行委員の皆さんにインタビューをしてきました!

こんな人に読んでほしい
  • 模擬裁判公演をまだ見たことがない人
  • 模擬裁判実行委員会に興味を持っている人

第52回公演 概要

  • タイトル 
    『謀りて ~一本の電話~』
  • テーマ  
    特殊詐欺
  • 日程   
    2024年12月6日(金)17:30開場18:00開演
    2024年12月7日(土)13:30開場14:00開演
  • 入場料金 
    前売券:400円、当日券500円(高校生以下無料)
    前売券はこちらから申し込みできます  
  • 会場   
    山形テルサ
    〒990-0828 山形県山形市双葉町1丁目2-3

サークルの皆さんにインタビュー

 今回、模擬裁判実行委員会の方にインタビューを受けていただきました。公演に関する想いやサークルの雰囲気まで、このインタビューを見れば公演に行きたくなること間違いなしの内容となっております!

Q.まず、模擬裁判公演とはどのようなものなのでしょうか?

A.人文社会科学部の学生を中心に構成されている当団体が、毎年1回、裁判劇という形で市民の皆様に研究の成果を発表することで、裁判や法律問題を身近に感じ理解を深めていただくことを目的とし、活動しています。
 近年は、DV、同性婚、ヤングケアラー、男性性犯罪被害といった当時の社会情勢に沿ったテーマを扱いました。
 今年も日常に潜む危険に警鐘を鳴らすべく、「特殊詐欺」を題材に公演を開催します。

Q.今回のテーマは「特殊詐欺」ということですが、このテーマに設定した背景を教えてください。

A.2023年の特殊詐欺被害は、認知件数だけでも19,000件、その被害額も452億円にのぼります。2022年ごろから被害額が増加傾向にあるこの問題に対して、今一度、模擬裁判劇を通して観客の皆さんに予防意識を持っていただきたいと考えこのテーマを選びました。また、公演をご覧になるだけでなく、ご家族や周りにまでフィードバックしていただけますと幸いです。

Q.ズバリ、今回の公演の見どころは?

A.見どころは、大きく2点あります。

 1つ目の見どころは、主人公の母が被害にあった詐欺の手口です。劇やドラマと違い、現実では電話の向こうの人が嘘をついているのか、本当のことを言っているのかなどわかりません。詐欺被害に遭った後も、それに気が付くまでは騙されたままです。かみ合わない会話や温度差の違いなど、詐欺被害が発覚するまでのリアリティをぜひ見ていただきたいです。

 2つ目の見どころは「電話」です。副題にもあるように、この「電話」が今回のキーワードになっています。目の前にいない相手に翻弄される登場人物たちがどのような行動に出るのか、ぜひご注目いただきたいと思います。そして、「自分は騙されない」と思うのではなく、家族が詐欺に遭うことなども考えながらご覧いただければと思います。

Q.たくさんの思いが込められている本公演ですが、準備するうえで大変だったところ、特に見てほしいところはどこですか?

A.準備で最も大変だったことは、テーマ決めです。近年は、同性婚訴訟やヤングケアラー、男性性犯罪被害など、ホットな社会問題を取り上げており、今年もその傾向に乗りたいという思いがありました。しかし、ホットな問題は繊細で扱いづらく、判例も少ないというのが難点です。
 今年は諸事情により例年よりも準備期間が短くなってしまいました。しかし、その中でも単なる特殊詐欺の啓発に留まらず、見に来てくださる方一人一人に自分事として考えていただくための工夫がシナリオには組み込まれています。模擬裁判劇ならではの演出を楽しんでいただければと思います。

Q.最後に、この記事を読んでいる方へメッセージをお願いします。

A.今年の模擬裁判実行委員会の公演は「特殊詐欺」をテーマにしており、誰でも被害に遭う可能性があるような身近な内容となっています。公演をご覧になった方々が特殊詐欺について少しでも関心を高め、今後被害に遭うことがないよう予防意識を持ったり、家族が被害に遭わないよう対策をしたりするきっかけとなれば幸いです。もしも自分が加害者・被害者になってしまったら…といったことを想像しながらご覧いただければと思います。私たちの活動の集大成である年に1度の模擬裁判公演、皆さんぜひお越しください!

りん

盛りだくさんのお話、ありがとうございました!

模擬裁判実行委員会について

 この記事を読んでいる方の中には「模擬裁判実行委員会について興味を持った」「私も一緒に活動してみたい!」と思った方がいるのではないでしょうか!今回は、サークルについても詳細をお聞きしてきました!

 私たち模擬裁判実行委員会は、年に1度模擬裁判公演を行っており、普段の活動では公演に向けた準備を進めたり、季節ごとに様々なイベントを行ったりして交流を深めています!現在メンバーは89人と大人数で活動しており、先輩後輩関係なく交流することができるのでみんな仲が良く、新入生は大学生活に関する悩みを相談できる場にもなると思います!模擬裁判と聞くと法律コースの人が入るイメージが強いかもしれませんが、他のコースや学部の人もたくさんいますのでコース関係なく大歓迎です!皆さんとともに活動できる日をお待ちしております!

模擬裁判実行委員会 各種SNS

おわりに

 いかがでしたか?「模擬裁判」と聞くと難しいイメージがありますが(私もそうでした)、今回のインタビューを経て、私たちと同じ世代の方が社会問題に立ち向かっていく姿がとてもかっこよくて、公演がますます楽しみになりました!前売券の購入はまだ間に合いますので、興味を持った方はお友達やご家族と一緒に訪れてみてはいかがでしょうか。

 今回インタビューを受けてくださった模擬裁判実行委員会の皆様、本当にありがとうございました。公演本番を楽しみにしています!

この記事を書いたひと
rin
最近やっと車の免許を取ったので山形を走り回りたいと思います!