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【新庄市】人々のくらしをつなぐ「万場町 のくらし」の魅力を徹底紹介!

チーム道草

こんにちは、チーム道草です。
皆さんは、新庄市にある「万場町 のくらし」をご存じですか?

新庄市・万場町の古い町家を改装した喫茶店で、どこか懐かしい雰囲気が素敵なお店です。

また、喫茶にこだわらない営業スタイルで、人々の交流の場としても親しまれています。

今回は、実際に店主の吉野優美さんにインタビューをし、「のくらし」の魅力を徹底的に紹介していこうと思います!

(取材・写真協力 万場町 のくらし店主 吉野優美さん)

そもそも「のくらし」とは?

新庄市・万場町は、江戸時代からよろずの商店が集まり賑わうお洒落な街でした。仕立て屋として使われていた空き家を改装し、喫茶、レンタルスペース、事務所などとして再生されたのが「万場町 のくらし」です。

現在、1階は喫茶店と貸しスペース、2階は会員制(モグラー会員)のコワーキングスペースとなっています。

「のくらし」という名前の由来は?

「のくらし」という名前には「わたしのくらし、あなたのくらしが充実することで地域のくらしが豊かになるように」という願いが込められています。

変わった営業形態なのはどうして?

のくらしは、喫茶だけでなく、レンタルスペースやコワーキングスペースとしても利用されています。

「『情報交換する=人と人が交わって情が生まれる』場所を作りたかった」と仰る店主・優美さん。情を交換する手段として、喫茶にこだわらず、時代に沿って変化していけるような場所を作りたかったのだそう。

また、オープン前に地域の方から寄せられた「喫茶店が欲しい」「音楽、映画、イベントなどの娯楽がほしい」という意見、そして山形に帰省してきた人からの「その地域のご飯が食べたい」「地域の人とコミュニケーションを取りたい」という意見を取り入れることで、多くの人に求められる今の営業スタイルになりました。

空間づくりのこだわり

古民家の昔懐かしい佇まいが魅力的な「のくらし」。実は店内もレトロな造りで、遊び心に溢れた雰囲気が素敵なんです。そんなお店の空間づくりのこだわりを、店主の優美さんに伺いました。

なぜ古民家を改装したの?

古民家を利用するきっかけは、2017年に始めた「空き家プロジェクト」。当時、優美さんは地域おこし協力隊としてコワーキングスペースを運営していたそう。そこで行われた空き家・空き店舗をテーマにした勉強会で、多くの人々の関心が集まったのだそうです。同世代でリノベーション会社に勤める加藤優一さんと2人で「空き家プロジェクト」を始め、そこから1年足らずでのくらしオープンまで至りました。

店内のこだわり

「無駄なことや自由な遊びがあることが、くらしを豊かにすると思う」と仰る優美さん。「のくらしを、何かひらめきの生まれる場所にしたい」。そのために、ちょっとした遊び心のある空間づくりを大事にしているのだそう。

そんな優美さんの思いが詰まった店内は、季節の花やアート作品、レトロな小物たちで彩られ、ゆったりとレコード音楽が流れています。お茶を飲みながらぼーっとしているだけで、わくわくするアイデアが浮かんできそうです。

また、店内の一角にあるお土産コーナーには、優美さんがおすすめしたいものや、地域の方とのご縁で手に入った野菜などが並びます。暮らしがすこし豊かになりそうな品々、ぜひお手に取ってみてください。

どんなメニューがあるの?

のくらしには、ランチメニューとデザート、ドリンクメニューがあります。

まずはランチメニューをご紹介します!

「のくらし」のランチは2種類あります。
月・火曜日に食べることができる「最上のかあちゃんの定食(左)」は、店主・優美さんのお義母さんの手作り。これがメニュー名の由来でもあります。内容は日替わりで、主菜は肉か魚か選ぶことができるため、毎回違った雰囲気を楽しむことができます。

また、木・金・土曜日に食べることができるモグラカレー(右)はゆうみさんが仕込みを担当。スパイスは旦那さん(カフェAOMUSHIあゆむさん)直伝のこだわりの一品です。

ランチには、どちらも最上伝承野菜が使われています。最上伝承野菜とは、山形県北東部の最上地域で古くから栽培されている野菜のことで、畑なすや勘次郎きゅうりなどがあります。この地域でしか食べられない野菜を、2種類のランチで楽しむことができます!

次に、デザート、ドリンクメニューをご紹介します!

デザートは、店主・優美さんのお姉さんの手作り。気まぐれで色々なデザートが楽しめます。8月いっぱいはかき氷もやっているのでぜひ涼みに来てください。9月からはマフィンが食べられますよ。(左:金山町のピーナッツを使った味噌ピーナッツマフィン)

珈琲は、駅前の喫茶店・三条茶房さんの珈琲を提供しています。ホットはゴールドブレンド、アイスは深煎りを使用しています。この珈琲も、優美さんのお気に入りだそう。

ドリンクメニューには、他にもお茶やジュース、季節のサイダーなどがあります。

おすすめメニューは?

気まぐれで提供される様々なデザートの中で、特にお客さんから好評で定番化したのが「最上ラズベリーのレアチーズケーキ」。

クリーミーで甘酸っぱいそのおいしさに、思わずにっこりしちゃうので、ぜひ一度は食べてみてくださいね。

食材や料理へのこだわり

「のくらし」では、無添加にこだわりすぎて、遠くからわざわざ取り寄せることはせず、その地域でとれる食材を大事にしています。また、「お客さんがせっかく来てくれる」という意味でも、普段はあまり口にする機会が少ないであろう最上伝承野菜や山形のお米といった、その土地ならではの食材を使ったお料理を提供しています。このような地産地消の考え方も「のくらし」の魅力の一つです!

その他情報

「のくらし」は、平日のお昼が一番混むので、ゆったり楽しみたいのであれば土曜日に行くことがオススメです。また、テイクアウトが全メニュー可能です。電話で注文を承っているので気軽に利用してみてくださいね。ただし、ランチのテイクアウトはちょっと早めの注文をお願いしているので注意が必要です。

カフェ以外での活躍

イベントの開催

「のくらし」は、1階をレンタルスペースとしても活用しています。気軽におしゃべりを楽しめる『ぺちゃくちゃのくらし』や、コロナ禍で子ども達の勉強をサポートする『まちなか寺子屋のくらし』など月2回定期開催されるものも含めて、ワークショップや上映会など様々なイベントが開催されてきました。

今現在どんなイベントを開催しているのか

今は、新型コロナウイルスの影響で、テーマを決めずにゆるく、その時その時におしゃべりをするような不定期開催のオンラインのイベントを多く開催しています。目的がなくても気軽に参加してみると新たな出会いと発見があるかも! 実際に対面することができるイベントは、「コロナに振り回されたくない」という思いもあって、モグラー会員向けのみになっています。

ぺちゃくちゃのくらし、まちなか寺子屋のくらしは今はお休み中とのこと。コロナが落ち着きイベントが再開したら、ぜひ参加してみてくださいね!

イベントを始めてよかったこと、地域との交流の変化は?

店主の優美さんは、「人のくらしに浸食したりされたりしたい。」という思いから、もともと店としてほかの人のくらしに入りたかったそうです。

そこで、今まで関わりのなかった民生委員(高齢者や引きこもりの方などをケアする方)とつながっていき、「ぺちゃくちゃのくらし」を開催できるようになりました。

これをきっかけに地域の人の顔が分かるようになり、声がかけやすくなったため、地域の中で信頼関係が築かれるとともに、のくらしは安全な場所という認識ができていきました。

くらしや生業と離れてしまうと、なくても生きていける存在になってしまうので、お知らせやチラシを地域の回覧板に入れることで、来なくてものくらしで何をしているか知ってもらうようにしています。

コワーキングスペース

のくらしの2階は、モグラー会員限定のコワーキングスペースとして活用されています。実際にどのように使われているのか、優美さんにお伺いしました。

どのように使っているの?

基本はモグラー会員が予約制で場所を利用できます。Wi-fiや電源、パソコンが利用できるため、仕事や勉強のこもり部屋として、または数人でオンライン会議をする時に使われることが多いそうです。在宅での勤務や勉強でストレスを感じた時、気分転換に利用してみるのもおすすめです。また、県内のコワーキングスペースや研究室を常時オンラインで繋ぎ、気ままな交流会もしていますよ。

今度どのように活用したい?

コワーキングシステム自体は、スペースの確保やユーザー増加を考え、(新庄駅へ移転)増設しようと考えているそう。新庄駅のコワーキングスペースはビジネスライクな面を支え、のくらしはソフトな面を支えるという2面性を持ちながら、両方運営していくのを理想としています。

今後の展望

「関係案内所でありたい」

「観光案内所じゃなくて、関係案内所でありたい」と仰る優美さん。「『こういう人に会いたいけどどこに行けばいい?』とか、人に人を紹介する時に頼られる場所でありたいし、お客さん同士でもそういう会話が生まれてほしい。ここでの出会いで新しいつながりや仕事や生まれ、情の交換に繋がっていく、その拠点になっていきたいです。」

最後に

最後に、優美さんから読者の方々へメッセージをいただきました!

優美さん

「若いうちに、目的がないことをもっとしたほうがいいと思います。
ぜひのくらしへ、ぼーっとしに来てください♪」

基本情報

住所〒996-0028
山形県新庄市万場町5-16
お問い合わせ0233-29-7230
nokurasi.omusubi@gmail.com
営業時間10時~16時
定休日水曜日、日曜日、年末年始
公式サイトhttp://nokurasi.site/
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この記事を書いたひと
ライター
やまがた学生情報局のライターです。大学生が取材・訪問を行い、記事を執筆しています。「イベント情報の掲載」「記事執筆」などの依頼も可能です。まずは「お問い合わせ」にてご相談ください!