ういっす。ご。さんです。
部活で山形出身の友達がサクランボを差し入れしてくれたのですが、その時友達が「サクランボの種を食べると死ぬらしい」と言っていて私はびっくりしました。
そしたら、他のやつが「種2粒で死ぬらしい」とか言い始めて、何バカなこと言ってんだと思いましたね。
しかし、毒があるという事はみんなまじめな顔で言っていたので気になりました。
という事で今回は
- サクランボの種を食べると死んでしまうのか。
- 本当に2粒で死んでしまうのか。
について調べてみました。
2粒食べたら死ぬって本当?
まずは、チャットgptに聞いてみた

結論
死にません。
この他にもインターネットで調べてみましたが、2粒で死ぬことはさすがにないようです。
ただ、サクランボの種にはわずかに毒が入っているという事は本当っぽいですね。
サクランボの種には毒がある
サクランボの種には「アミグダリン」という成分が含まれており、それが消化管内でシアン化水素と呼ばれる有害物質を発生させることがあるそうです。このシアン化水素を大量に摂取してしまうと、頭痛やめまいなどの中毒症状が現れます。
また、サクランボの種以外にもこの「アミグダリン」が含まれているそうで、ビワ、あんず、もも、すもも、梅などサクランボの仲間のバラ科サクラ属や、バラ科リンゴ属であるリンゴの種にもそれが含まれているそうです。
一般的に果物の種はあんまり食べないほうがいいですね。
嚙んで食べるとやばい?
「アミグダリン」は種の中に多く含まれているため、かみ砕いたり、粉末にして食べたり、種ごとスムージーにしたりすると、アミグダリンをより多く摂取してしまいます。
丸のみする分には中まで消化されにくいので、かみ砕いて食べるよりはマシです。
ただ、のどに詰まらせる恐れがあるのでやはり食べるのはお勧めしません。
実際の致死量は何粒?
調べてみると明確な粒数は決まっていません。記事によってさまざまでした。
平均的な人体は、有毒になる前に最大 50mg のシアン化物を許容できます。平均的なチェリーの種には約 3.5mg のアミグダリンが含まれています。つまり、致死量とみなされるには、チェリーの種を約14個食べる必要があるということだ。
https://www.tsmp.com.au/blog/can-cherry-pits-kill-you.html
広西医科大学第一附属病院で血液病を専門とする唐中源医師は、「青酸が人を中毒死に至らしめるには体重1キロあたり2ミリグラム前後摂取する必要がある。仮にサクランボの種1個に50マイクログラムの青酸が含まれているとして、体重60キロの成人が中毒症状を起こすには2.4キログラムのサクランボの種を食べる必要がある。このことから、『種5個で成人が毒でクラクラになる』というのはあまりに誇張が過ぎる」と語った。
http://j.people.com.cn/n3/2016/0530/c94475-9065094.html
結論からいうと、さくらんぼの種を誤って1つ食べてしまった程度ならば、命に関わることはない。日本食品分析センターのシアン化合物に関する資料によると、「シアンイオンは空気中濃度25mg/m3から中毒症状が現れ、2500mg/m3 で致死的となる」「青酸カリ(シアン化カリウム)の経口致死量は、ヒトで0.15~0.3g」とある。さくらんぼの種に含まれる毒が、具体的に何個分で致死量に値するということは記されていないものの、粉状に砕いて大量に摂取しない限りは、命には関わるほどの問題にはならないようだ。
https://www.olive-hitomawashi.com/column/2021/05/post-14886.html
大量に食べなければ死ぬことはないようです。
まとめ
サクランボの種を2粒食べただけで、死ぬことはありません。
しかし、種には毒になりうる成分が含まれており、明確な致死量がないにしても大量に摂取すれば命に関わることがあります。したがって、サクランボの種や他の果実の種はあまり食べないほうがいいことがわかりました。
いかがだったでしょうか。明日、学校で話してみては。
それではまた。