どうも、鉄道好きライターのSoraです。
今年の冬休み、どこかに行く予定はありますか？
週末のお出かけに電車を利用する方が多いですが、山形県内ではSuica・PASMOなどのICカードの鉄道利用は山形駅・山寺駅以外は使えません。（2023年11月現在）
しかし、ある方法を使えば、山形駅・山寺駅に加え、新幹線停車駅でも使うことができます！今回はそのサービスについて紹介したいと思います！
- 週末鉄道利用を検討している方
- 新幹線に “すぐに・安く” 乗りたい方
- ICカードで鉄道利用をしたい方
Suicaとは
Suicaカード
「Suica」とは、JR東日本が発行する鉄道・バスはもちろん、日頃のお買い物やショッピングにも使えるICカードです。現在は、スマホタイプの「モバイルSuica」も利用できるようになり、2022年現在の発行枚数は、カードタイプ・モバイルSuica合計で約1億枚以上発行されています。
現在、世界的な半導体不足の影響を受け、ICカードタイプのSuica（※）の発売は一時中止となっています。（既にICカードを持っている方は通常どおり利用できます。）Suicaを新しく作りたい方は「モバイルSuica」や「Apple PayのSuica」をご利用ください。
⇒ 詳細はコチラ
（※）ICカードタイプのSuicaには、「Suicaカード（無記名）」「My Suica(記名式)」等があります。
山形県内でSuicaが使える駅
山形県を含むSuica仙台エリアの利用可能駅 JR東日本ホームページより 詳しくはここから
山形県内でSuicaが利用できる駅は、2023年10月現在「山形駅」と「山寺駅」のみ（※山形新幹線停車駅も対応。詳細は後述）です。山形県内ではほぼSuicaの鉄道利用ができないと考えていいでしょう。
コラム：2024年からは山形でもついに使える！
2022年7月に発表された山形県内Suica利用可能駅拡大のリリース 山形県における Suica ご利用駅の拡大について ＪＲ東日本 仙台支社 より
2022年7月に、JR東日本仙台支社(現東北本部)から「山形県内におけるSuica利用可能駅の拡大」と題して、2024年春以降から奥羽本線(山形線)の「かみのやま温泉～村山間」、左沢線の「山形～寒河江間」がSuica仙台エリアとしてSuicaの鉄道利用が可能になります。
これにより、寒河江・天童・東根方面から仙台方面まで改札を抜けることなくSuicaの利用が可能になります。
具体的な利用開始時期やSuicaカードが購入できる駅については今後リリースされるので続報を待ちましょう。
Suicaで新幹線に乗ってみる！
今回は「タッチでGo!新幹線」というサービスを利用して実践します。
「タッチでGo! 新幹線」とは、JR東日本が管轄している新幹線（東北・上越・北陸※・山形・秋田の各新幹線）で利用できるチケットレスサービスです。お手持ちのSuica（ICカード・モバイルSuica・Apple PayのSuica）を使って、予約不要で新幹線“自由席”に乗ることができます。
※北陸新幹線は東京～上越妙高間のみ
なんと！全車指定席の列車しか運行されてない「福島～新庄間」でも、特例として「タッチでGo! 新幹線」を使うことができるんです！
全車指定席で運行されている列車（はやぶさ号・こまち号・つばさ号）は原則乗車できませんが、全車指定席の列車しか運行されてない区間（福島～新庄間・盛岡～秋田間・盛岡～新青森間）ではその区間内の乗車に限り「特定特急券（※）」扱いで乗ることができます！
※”福島～新庄間”における「特定特急券」とは、（全車指定席ではありますが）実質自由席と同様に席が空いていれば座れる特急券です。料金は「特定特急料金（⇒指定席特急料金よりお得）」になります。ただし、その座席の指定席特急券を所持した乗客が現れた場合には席を譲る必要があり、席が満席の場合には立ち乗りになる可能性もあります。また、特定特急券は「タッチでGo!新幹線」を利用していない方でも、みどりの窓口・自動券売機で購入可能です。
サービスエリアに関する詳細はコチラ
https://www.jreast.co.jp/touchdego/about/
- 自動券売機・みどりの窓口を利用せず、新幹線にすぐ乗ることができる
- 福島～新庄間では自動で「特定特急券」扱いとなるため、指定席利用より安く乗ることができる
⇒ つまり、「安く乗りたい！」「すぐ乗りたい！」を両立させたい方にオススメ！
ちなみに、指定席・グリーン車・グランクラスをSuicaで乗りたい場合は、「新幹線eチケット」という別サービスを使わなくてはいけません。
実践
「タッチでGo!新幹線」のご利用には、初回のみ「利用開始登録」が必要です。ICカードは自動券売機等で、モバイルSuicaはアプリ上で登録可能です！
⇒ 利用開始登録のやり方はコチラ
また、残高が147円以上ではないと改札を通れません。予めチャージしましょう！
今回は、山形駅から天童駅まで乗車しました。
私はカードタイプのSuicaを利用していますが、現在カードタイプのSuicaは発売していません。今からSuicaを使い始めたい場合はモバイルSuicaの利用をお願いします！（前述参照）
在来線の改札機にSuicaをタッチ！ そして、新幹線改札口に行き、Suicaをタッチします！！ (この時残高が147円以上ではないと改札を通れません)
山形駅にて
改札を抜けてホームに着くと列車が来ました。今回はつばさ131号に乗車しました。つばさ号の場合は、12号車〜17号車の空いている席に座ることができます。
天童駅にて
天童駅に到着しました。再びSuicaを改札機にかざします。これで一連の利用の流れが終わりました！
運賃
「タッチでGo! 新幹線」では、福島～新庄間において「所定の運賃＋特定特急料金」のお値段でご利用できます。そのため、指定席特急料金よりもお得に乗ることができます。
※特定特急料金に関しては前述参照。
- 山形〜天童間の場合
通常運賃 240円+特定特急料金 760円
合計 1,000円
- 山形〜米沢間の場合
通常運賃 860円+特定特急料金 760円
合計 1,620円
- 山形〜福島間の場合
通常運賃 1,520円+特定特急料金 1,130円
合計 2,650円
Suicaでポイントがたまる！！
皆さんは「JRE POINT」をご存じでしょうか？
「JRE POINT」とは、JR東日本の路線でSuicaを使って電車に乗ったり、NewDays(JR東日本のコンビニ)や駅にある自動販売機でSuicaを使って購入したり、駅ビルでお買い物するときにアプリのバーコードを読み取ったりするとポイントが貯まるサービスです！
モバイルSuicaでJRE POINTを登録すると、50円で1ポイント貯まり、例えば新幹線で山形〜天童間を利用すると20ポイントが貯まります！！(カードタイプは200円で1ポイント 山形～天童間は5ポイント貯まる)
2024年度からはSuicaが山形でも使えるので、モバイルSuicaとJRE POINTを始めて、お買い物や通学・旅行に使ってみてはいかがでしょうか？
詳しくは下のリンクから！！
https://www.jrepoint.jp/
App store・Google playで「Suica」・「JRE POINT」で検索してアプリをダウンロードしよう！
まとめ
Suicaで新幹線に乗ってみた感想として、みどりの窓口に並ぶことなく新幹線に乗れる…つまり、新幹線に乗りたいときにすぐ乗れることが分かりました！
それでは、今回のまとめです。
- 自動券売機・みどりの窓口を利用せず、新幹線にすぐ乗ることができる
- 福島～新庄間では自動で「特定特急券」扱いとなるため、指定席利用より安く乗ることができる
⇒ つまり、「安く乗りたい！」「すぐ乗りたい！」を両立させたい方にオススメ！
「特定特急券」のみで新幹線を乗車している・乗車予定の方は、もう「タッチでGo!新幹線」を利用するしかありませんね！
2024年度からはいよいよ山形でSuicaで鉄道に乗れるようになります！楽しみで待ち遠しいです…
