はにわ
どうも!電電新4年の
はにわです!
山形大学 工学部 情報・エレクトロニクス学科 電気・電子通信コースに入学する新入生へ!
「電電の4年間」シリーズ第二弾です。第一弾・第三弾はこちらから。


今回は「合格してすぐ ~ 学部1年次の学生生活」に絞ってご紹介します。
- 山形大学 工学部 情報・エレクトロニクス学科 電気・電子通信コースに入学する新1年生
- 同コースの新2年生・新3年生
- 他コース・他学部の学生生活を知りたい学生
合格してすぐ(春休み)
電気系特有の準備は特にありません。指示された大学準備を行いましょう。
また、家族や地元・高校の友達とともに春休みを謳歌しましょう。卒業旅行・入学祝いもいいですね。
筆者は電気の復習や予習もしませんでした。代わりに「大学生でやりたいことリスト」を作りました。これ、オススメです。
入学後
サークルに入りましょう。そして、友達を作りましょう。先輩と仲良くなりましょう。サークル仲間として、一緒に遊ぶ親友として、授業・課題を助け合う同士として友達は必要です。
勇気を出して「友達づくり」を頑張ってみましょう!
同じ電電の友達や先輩ができたらラッキーです。
来年度にはキャンパス移行が控えているため「1年間だけの長期アルバイトは難しいのか?」という質問がよくあります。
山形市では「工学部生も歓迎!」「1年間でもOK」という形で募集されているアルバイト求人もあるため、工学部1年生でも長期アルバイトは可能です。
また、1日だけ・2日間の「短期アルバイト」を選ぶ学生もいます。
最初のオリエンテーションと学生便覧
山形大学の「オリエンテーション」とは、先生や事務員による説明会のことをいいます。重要な資料や説明があるので必ず出席しましょう。
学生便覧とは
オリエンテーション時に配布される「学生便覧」という冊子があります。
この冊子は学部4年間をともに過ごす、大切な資料です。オリエンテーションでも説明はされますが、帰宅後も必ず熟読しましょう。
学生便覧には、後述する履修登録や資格関係の講義の手引きが書いてあります。いわゆる「必修」「必要単位数」の話です。
これを理解しないと進級できない・卒業できないなんてことも、、、
学生便覧「各種資格」について
学生便覧の中には「各種資格」のページがあります。ここには山大工学部生が取得可能な資格と、その条件となる授業科目・単位数が記されています。
その中で電電は以下の資格が取得できます。
- 高等学校教諭一種免許状(工業)
- 電気主任技術者(電験)
※卒業後に指定年数の実務経験を得て認定取得となる
しかし、前述した通り各資格取得には「条件となる授業科目・単位数」があり、4年間の学生生活の授業数・成績に影響していきます。無理に授業数を増やして成績を下げてしまったり、忙しくなったり、、、
将来、自分は本当に「この資格が必要なのか?」「この分野に就きたいのか?」を考えて検討しましょう。
もちろん、本当に必要ならぜひ受講しましょう。忙しい社会人になってから資格勉強をするより、学生時代に受講しておく方が将来的に楽ですよ!
はじめての履修登録
学生便覧を見ながら必修科目や各分野の必要単位数を確認して「履修登録」をしていきます。同コースの友達と確認しながら履修登録をしていきましょう。
※ 各学科・入学年度によって内容が異なるため、先輩ばかりに頼るのはNGです。
教養科目・共通科目の履修登録について
特に基盤共通教育科目に属する「教養科目・共通科目」は選択の自由度が高く、履修登録で多くの学生を悩ませます。
この科目の履修に関して、筆者の経験談を以下に書いておきます。参考までに…
▼ 楽しい点
- 専門外の分野・興味のある分野に触れることができる
- 電電以外の先生や大学生と接触できる
▼ 悩ませる点
- 専門外の分野に関して知見がないため、最初の理解が難しい
- 授業の難易度が幅広い
- 募集人数を超えると「抽選」となってしまい、運が悪いと受講できない
- 電電以外の大学生が多いため、ちょっと寂しい・心細い気持ちに…
▼ 対策(例)
- シラバスをしっかり確認する
- 授業の難易度に関して、先輩から聞く・噂を友達から聞く。
※ 当科目の多くは電電以外も履修できるため、様々な先輩から聞くことができる
※ 難しすぎる・簡単すぎる授業は噂で広がっていることも - 友達と一緒に授業を受ける
もちろん他分野に興味があるなら、その講義に挑戦してみましょう!新しい発見・視点があるかも?
CAP制
「CAP制」とは、十分な学習時間を確保することなどを目的として、学期ごとに履修登録できる科目の上限を定める制度です。
1学期に履修登録できる科目の上限単位数は30単位に設定されており、それ以上の履修をする(CAPをはずす)には特例申請を受ける必要があります。
※工学部・農学部以外の学部は24単位に設定されています
電電は単位取得が順調であれば、とくに”CAPをはずす”必要はありません。
授業数(単位数)は成績評価「GPS」(詳細は後述)に大きく影響しますが、電電の場合CAPをはずしてGPSをガチガチに上げるほどの優先度はあまりないです。
授業1つ1つの成績を疎かにしないように授業数を考えましょう。授業数ばかり多くて、成績が悪ければ元も子もありません。
もちろん履修は個人の自由です。取りたい人は頑張って!
※一方、令和5年度入学生までの工学部 高分子・有機材料工学科ではとくに研究室配属において「GPS」が重視されるため、CAPをはずして30単位以上も履修する猛者が存在します。(令和6年度入学生から改良されたとか…)
成績について
各授業科目の成績は、出席・課題・レポート・試験の結果等をもとに評価点が割り出され、それに応じた成績区分(評定:S, A, B, C, F)に分けられます。
成績の評価基準・評価方法は、授業科目や担当の先生によって異なるため、「シラバス」をしっかり確認しましょう!
また、1学期または全学期の成績を総合的に判断する指標として「GPS」と「GPA」があります。前述した各科目の成績区分(評定)に応じたGP(Grade Point)と単位数を使って以下の計算を行います。
GPS =(科目①単位数×科目①GP)
+(科目②単位数×科目②GP)+…
GPA =GPS / 総単位数
※ 総単位数にはF(不合格)の単位数も含む
お気づきになりましたか?
これ、 F(不合格)の科目がかなり影響を及ぼします。
これら「GPS」「GPA」は、研究室配属・院進・就活でも使われる大切な指標です。
例えば「研究室配属」では、各学生に研究室の希望を取りますが、成績上位者の希望が優先されます。
配属先は成績上位者の希望を優先とする。ただし、成績の順位付けはGPAとGPSを同程度の重みで考慮して行う(令和3年度入学者版)
また、山形大学大学院の推薦にも成績は利用されますが、判定の詳細は明かされていないそうです。
これらを踏まえて、新入生の皆さんには ”成績の重要性” を知っていただきたいです。
電電の皆さんは、まずGPA3.0以上を目指しましょう!
学部1年次
前期
いよいよ大学の授業がスタート。
基盤共通教育科目のうち、1年次で取れる分を卒業要件の単位数まで取得しましょう。
他分野の授業に躓いたり、コミュニケーションに疲れたり、はじめは疲弊するかもしれませんが頑張ってください!
専門教育科目の「専門数学Ⅰ」は、学部2年に開講される「電気回路Ⅰ・Ⅱ」につながる数学の基礎です。ここでしっかり理解しておきましょう。
夏休み
夏休みは8月上旬~9月いっぱいまで。
大学生の夏休みの長さに驚くと思います。思いっきり遊んじゃいましょう!
夏休みに入るギリギリの8月上旬には「山形花笠まつり」が山形市内で開催されます。会場まで歩ける距離なうえ、東北でも有名な夏祭りです。ぜひ見にいきましょう!
夏休み謳歌しすぎには注意ですよ。後期にも授業があるんですから…
後期
単位取得が順調であれば授業の空きコマが増えてきて、1時限目を避けた履修登録もできるようになります。
しかし、その裏では「怠惰の悪魔」がひっそりと蝕んでいるかも… 友達との遊び、夜更かし、アルバイトなどで生活習慣が悪くなっていく学生がチラホラ出てきます。
もちろん遊ぶのも大事です!
ただし、授業には必ず「出席」しましょう。一度欠席すると癖が付きますよ…
専門教育科目の「専門数学Ⅱ」は、学部2年に開講される「電磁気学Ⅰ・Ⅱ」につながる数学の基礎です。コレを覚える・覚えないで「電磁気学」の理解度がガチで変わります。
冬休み
冬休みはクリスマス前後~1月上旬まで。半月もありません。
きっと、山形の「雪」に驚くことでしょう…
(ブーツ必須、傘は刺さない意味が分かると思います)
春休み
春休みは2月上旬~4月上旬まで。
晴れて米沢移行条件を乗り越えた電電生にとっては引っ越しシーズンとなります。残りわずかとなった山形市を堪能するのもよいでしょう。
おわりに
学部2年次以降の授業はより専門的になり、実験も行われます。さらには頭を悩ませる電気の壁が出現します。
学部3年前期には鬼レポートの登場、後期には研究室配属、学部4年には卒論執筆・公聴会など、まだまだイベントが大発生。筆者が話せるところまでご紹介していきますよ!
学部2年次以降の話はコチラ。
